長い連休が明けました。
皆さまどのような連休を過ごされましたでしょうか?
私は連休初日に海上自衛隊OBの方々と
BBQをしました!
さて、本日は前回の記事の続きで
「空母」について考えていきます。
日本ではなぜ空母を持たないのか?
その理由を考え、現在の我が国の防衛事情について
考えを巡らせたいと思います。
●空母とは?
そもそも「空母」とはどのようなものを指すのでしょうか?
空母とは、
主兵装として航空機を搭載し、それらの運用に必要な
格納庫と飛行甲板を擁する軍艦のことです。
また、空母上で運用するために作られた航空機を艦載機と呼び、
艦載機は任務内容により戦闘機、攻撃機、偵察機
などに分けられます。
空母自体は、甲板の殆どが滑走路であるため火器の搭載が難しく、
必然的に防御力に劣ることが多くなります。
そのため、搭載された航空機が空母における最大の武器となります。
●空母を持つことの意味は?
ではなぜ、様々な国がわざわざお金の掛かる空母を保有し
運用するのでしょうか?
戦争状態でもない国々がなぜ空母を持ちたがるかといえば、
他国、特に近隣諸国への自国の軍事的プレゼンテーション
のためです。
これは歴史上昔からですが、大体どこの国も「お隣の国」とは
喧嘩したり諍い(戦争含)があったり、領土争いを
したりしていますよね。
分かり易く言うと、どこの国も積極的に戦争がしたい!と
思っている訳ではなく、できることならば争いが起こらない
のが一番だと思っています。(人間関係でも同じですよね)
でも、やっぱりお隣の国なんかは距離が近いが故に、
色んな摩擦が起こりやすい。
そこで空母(だけではないですが)を持ってるよ、
ということを周りにアピールすることで、
「あの国空母持ってるから争ったら大変なことになるな」と思わせる、
ことができる訳です。
それに、空母を持てる=経済力があること、
即ち戦争継続能力も高いことを表すことにもなります。
空母は「軍事力のシンボル」といえるかもしれません。
因みに日本は空母は保有しておらず、
「DDHヘリコプター搭載型護衛艦」を保有しています。
空母とは似て非なるものですね。
次回は、日本での空母に関する歴史に触れてみたいと思います。
それでは、本日も良い一日をお過ごしください!
(画像は海上自衛隊ホームページより)