2019年5月27日月曜日

映画「空母いぶき」鑑賞してきました

先週24日(金)より公開されました
映画「空母いぶき」を初日に観てきました。

突如として現れた武装集団に離島を占拠される
ところからストーリーは始まります。
「いぶき」擁する第5護衛艦隊、
自衛隊の最高指揮官である首相、
それぞれが緊迫する事態に対面して身を切られるような
厳しい決断をしていきます。

架空の話ではありますが、離島防衛における
グレーゾーン事態が発生したらどうなるのか・・?
日本に空母は必要なのか?
色々考えさせられます。

そして、常に最前線での対応を任されている
海上保安庁の装備も充実してほしいと
改めて思いました。

是非、映画館の迫力ある大画面&サウンドにて
鑑賞されることをおススメします!
空母いぶき公式サイトはこちら

最後に、
7/15(月・祝)に防衛サロンの第4回オフ会を開催します。
今回のメイン企画では、
「護衛艦ひゅうが」の初代艦長山田勝規氏による特別講演を
行います。

「ひゅうが」は最近何かと注目を集める護衛艦いずもと同じく
“全通甲板型護衛艦”です。

お申込みはこちら










2019年5月20日月曜日

第4回「防衛サロン」オフ会チケット先行販売します!

本日、6/3(月)18時より
第4回「防衛サロン」オフ会の
一般の方向け特典付きチケットを
先行販売します。

限定5枚です!!!

特典は、全国共通お食事券として有名な
「ジェフグルメカード」2,000円分です!

お得に参加できるチャンスです♡
お見逃しなく!

お申込みはこちら


 













皆様にお会いできるのを
社員一同楽しみにしております!

わが国における空母の歴史

皆さま、こんにちは!

本日は前回の記事の続きで、
空母について考えていきます。

日本ではなぜ空母を持たないのか?
その理由を考え、現在の我が国の防衛事情について
考えを巡らせたいと思います。

●我が国における空母の歴史

 第一次世界大戦から第二次世界大戦までの間に
 航空機は目覚ましい進歩を遂げました。
 
 そして、
 旧日本海軍は「空母」の新造を決めました。
 
 戦闘航空機を運用するための「空母」については
 当時どの国も試行錯誤の状態でした。
 その中、日本でも手探りでの建造でした。
 
 ここで誕生したのが、
 1922(大正11)年12月27日に竣工した
 旧日本海軍空母「鳳翔(ほうしょう)」です。

 「鳳翔」は、真珠湾攻撃などで
 艦載機による広い攻撃範囲と柔軟性、そして桁違いの
 展開速度を世界に見せつけました。
 
 そして、
 太平洋戦争は空母が海戦の主役になっていきました。
 
 旧日本海軍は、太平洋戦争開戦時には空母を9隻
 保有していました。
 
 しかしながら、
 1944年(昭和19)年6月19日の「マリアナ沖海戦」で、
 空母3隻を失いました。
 
  そして、
 1944(昭和19)年10月23日からの「レイテ沖海戦」では、
 空母4隻をおとりとして用いて損耗すると、
 以後、旧日本海軍は空母部隊を編成することができなく
 なってしまいました。

 こうして、最初の空母「鳳翔」とそれに続く空母たちは、
 第二次世界大戦で「空母の時代」を築きますが、
 そのほとんどは戦没してしまいます。
 生き残った「鳳翔」は戦後、復員船として活躍しました。
 

2019年5月8日水曜日

空母とは?

こんにちは。
長い連休が明けました。
皆さまどのような連休を過ごされましたでしょうか?

私は連休初日に海上自衛隊OBの方々と
BBQをしました!

さて、本日は前回の記事の続きで
「空母」について考えていきます。

日本ではなぜ空母を持たないのか?
その理由を考え、現在の我が国の防衛事情について
考えを巡らせたいと思います。

●空母とは?
 そもそも「空母」とはどのようなものを指すのでしょうか?
 空母とは、
 主兵装として航空機を搭載し、それらの運用に必要な
 格納庫と飛行甲板を擁する軍艦のことです。

 また、空母上で運用するために作られた航空機を艦載機と呼び、
 艦載機は任務内容により戦闘機、攻撃機、偵察機
 などに分けられます。
 
 空母自体は、甲板の殆どが滑走路であるため火器の搭載が難しく、
 必然的に防御力に劣ることが多くなります。
 そのため、搭載された航空機が空母における最大の武器となります。
 

●空母を持つことの意味は?
 ではなぜ、様々な国がわざわざお金の掛かる空母を保有し
 運用するのでしょうか?

 戦争状態でもない国々がなぜ空母を持ちたがるかといえば、
 他国、特に近隣諸国への自国の軍事的プレゼンテーション
 のためです。
 
 これは歴史上昔からですが、大体どこの国も「お隣の国」とは
 喧嘩したり諍い(戦争含)があったり、領土争いを
 したりしていますよね。
 
 分かり易く言うと、どこの国も積極的に戦争がしたい!と
 思っている訳ではなく、できることならば争いが起こらない
 のが一番だと思っています。(人間関係でも同じですよね)
 
 でも、やっぱりお隣の国なんかは距離が近いが故に、
 色んな摩擦が起こりやすい。

 そこで空母(だけではないですが)を持ってるよ、
 ということを周りにアピールすることで、
 「あの国空母持ってるから争ったら大変なことになるな」と思わせる、
 ことができる訳です。
 それに、空母を持てる=経済力があること、
 即ち戦争継続能力も高いことを表すことにもなります。

 空母は「軍事力のシンボル」といえるかもしれません。

 因みに日本は空母は保有しておらず、
「DDHヘリコプター搭載型護衛艦」を保有しています。
 空母とは似て非なるものですね。


次回は、日本での空母に関する歴史に触れてみたいと思います。
それでは、本日も良い一日をお過ごしください!

 









(画像は海上自衛隊ホームページより)



護衛艦の種類とその役割

こんにちは!

先日の記事に続きまして、
5月に公開される映画「空母いぶき」に出てくる空母と護衛艦を
深く理解してより映画を楽しもう!
という趣旨のもと、
本日は以下について解説をさせて頂こうと思っております。

・ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)
・ミサイル護衛艦(DDG)
・汎用護衛艦(DD)
・地方隊に配備される小型護衛艦(DE)
って何!?その役割は?

●ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)
海上自衛隊が運用するヘリコプター搭載護衛艦。
広大な全通甲板と大きな船体容積によって、多数のヘリコプターを
同時運用する能力を備えているものです。
輸送ヘリコプターや救難ヘリコプターにも対応できることから、
災害派遣や国際平和活動など戦争以外の軍事作戦、
水陸両用作戦の支援など多彩な任務に対応可能!

●ミサイル護衛艦(DDG)
長射程の艦隊防空ミサイルを運用してエリアディフェンスを展開し、
対艦ミサイルや敵航空機を迎撃し自艦と艦隊を防御するのが
主な任務となります。
イージスシステム搭載艦(イージス艦)は、
弾道ミサイルの監視任務に就くケースが増え、一部には弾道ミサイル
防衛能力も付与されているそうです。

●汎用護衛艦(DD)
ポスト4次防期において、護衛艦隊の兵力構成について8艦8機体制の
コンセプトが採択されるのに伴って構想された艦種です。
艦隊の新たな基準構成艦(ワークホース)として、
従来の対潜護衛艦(DDK)および対空護衛艦(DDA)の後継として
これらを統合する新艦種とされています。

●地方隊に配備される小型護衛艦(DE)
自衛隊では一般に護衛艦と通称されているものです。
事態対処において各地方隊で運用され、
おもに沿海域における対潜水艦哨戒、迎撃を任務とします。 



映画の公開が待ち遠しいです!
予備知識があればその面白みも倍増です。

【空母いぶき 公式HP】
https://kuboibuki.jp/about.html#introduction


さて、弊社では7/15(月・祝)に「防衛サロン」第4回オフ会にて、
護衛艦をテーマとして講演を行う予定です。
講師はひゅうが初代艦長の山田勝規氏です!

詳細が決まりましたらこちらのブログでもお知らせします。
それでは、皆さま、本日も良い一日をお過ごし下さい!












(写真は海上自衛隊ホームページより)